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かに録

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2010年 03月 10日

立体出力の精度

ゲートでつないであるパーツをニッパーでパチパチ切り出してピタピタ合わせているとインジェクションキットと自作パーツの境界が失われて行く錯覚を覚える。

立体出力の精度_c0054494_1514815.jpg左がガスマスクのフィルタ部。直径?5mm程度。右がマスクのダクト。直径2.5mm程度。

缶サフを吹いたものを透過照明で撮影しているのでエッジが明るく見えています。フィルタについては軽くペーパーをかけてデコボコを軽減済。ダクトは出力したまんま。

ダクトはともかく、フィルタの放射状に8つあるスリットは手作業で作るのは大変ですね。プラ材で作ってヤキゴテか、エポパテで反転彫刻か。

出力された立体物の表面は微細な積層縞がありますし、サポート材が接していた部分は粉吹いたみたいにザラザラ。サポート材が接触しているにしろしていないにしろ、どのみち全体的にペーパーはかける必要があります。元データはいくらでも作り込めますが、表面処理によって失われてしまうぐらい繊細な情報を入れても仕方がないですね。どこまでモールドを入れていいのかは難しいところ。バーチャロイドならあらゆるところにあるC面も適度に省略しないと立体にしたときの印象がシャープでなくなるばかりかも。

で、出力されたX-topとハセアファの頭を見比べるとうまくディフォルメしてるんだなあ、とか思う次第。

by kani_er | 2010-03-10 15:22 | もけい


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